2023.08.14 Mon

クチポール製品の技術をご紹介します。

こんにちは。日曜社です。
クチポールは人間工学に基づいた実用性とおしゃれなデザインで知られていますが、そのデザインを実現できるのは高度な技術があってこそです。今回のコラムでは、クチポールの類まれな高度な技術面から、その特徴をご紹介いたします。

クチポールイメージ

 

◆ 樹脂とステンレスの接合部

GOAスプーン各種

GOA、MIO、NAU、EBONY。いまやクチポールの代名詞となっているような樹脂を素材としたシリーズには、文字通り「隠れた」技術がいきています。
隠れている場所、それはハンドルの樹脂部分でして、実はこのなかにはステンレスの先端が組み込まれているのです。それが見た目にも触ったときにもわからないように、しかし同時に丈夫でシームレスに接合できるのは、クチポールの技術が生きているからです。接合部が細ければ細いものほど、削り上げる技術が必要とされるのです。ティースプーンのように径の小さいものの製造には、更に高度な技術が求められます。

 

◆ EBONY

EBONYイメージ

EBONYにも職人の技術が集約されています。
写真(上)で、平面と立体が同居しているのが見えますでしょうか。先端は平面で首は円柱形という、平面と立体の組み合わせ、しかも写真のとおりくっきりとドラマチックな角度がついています。それでいて、ここに溶接は見られません。このようにして、ひとつの塊から平面と立体を作り出すことは、熟練の職人でも難しいと認めるほどです。また、フォークの先端はかなり長く優雅な曲線を作っています。繊細な形のまま綺麗に伸びたフォークも手作業だからこその美しさです。

 

◆ DUNA

DUNAイメージ

DUNAのナイフは砂丘をイメージした美しいフォルムが特徴ですが、一般的な形状のナイフとは異なり立体感があります。刃の面と柄の面を垂直に交差させた構造が、自然な形のように調和していますが、クチポールの技術がいきています。
一枚板を面として捉える一般的なナイフと違い、DUNAはその構造上、刃の中心と柄の中心がブレないように仕上げる必要があります。そのふたつの平面をバランスよくまっすぐに、自然な砂丘のように作り上げるにはかなり高度な技術が必要なのです。

 

◆ ミラー仕様

MOONミラー

DUNA、MOON、ICONシリーズには、それぞれミラー仕上げがあります。これらミラー仕上げのタイプも、クチポールユーザーの中で人気が高い仕様です。クチポールでは仕上げの研磨までハンドメイドにこだわり、熟練の職人の手で1本1本磨かれています。ミラー仕上げは、丁寧な仕事ぶりならではの特有の輝きを放っています。

 

クチポールイメージ

このように、クチポール製品には、高い技術的な要素が随所に盛り込まれています。高い技術とともに必要となるのが、その技術を理解した高い設計力です。こうしてクチポールの製品が完成します。しかしそれだけの技術と手間をかけることは実際には非常に難しいことです。日本やそれ以外のところでも真似できないのは、そのためとさえ言われています。デザインから仕上げまで一社完結のクチポールだからこそ実現できるデザインということも、魅力のひとつではないでしょうか。

クチポールイメージ

先月開催されたインテリアライフスタイル展でも、お客様や出展者からお話を聞くことができ、クチポールの製造技術の高さを改めて認識する機会となりました。
クチポールの技術を支える職人たちについては、こちらもぜひお読みください。

このコラムを通して、デザインだけではないクチポールの技術的な強みや素晴らしさをお伝えできればと思います。

 


 

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