クチポールのカトラリーはすべて、ポルトガルのタイパスにある自社工場で、職人が1本1本手に取って丁寧に作っています。手作りだからこそ複雑なデザインを活かすことができるのです。クチポールでのカトラリー造りの工程をダイジェスト版でご覧いただきます。機械と金属の音が大きいので、工場内では多くの職人はヘッドフォンを着用しています。

カット(地抜き)

クチポールカトラリーの地抜きに使用する機械
大きなこの機械を使い、ステンレスの板から原型をくり抜いていきます。
クチポールで使用しているステンレスは18-10という高品質のステンレス
クチポールで使用しているステンレスは18-10という高品質のステンレスです。ステンレスの板を無駄のないように動かして抜いていきます。
フォークの原型ができあがりました。
フォークの原型ができあがりました。

ローリングとスタンピング

スプーンの丸みなど、この機械で口にいれやすい形に整えます。
スプーンの丸みなど、この機械で口にいれやすい形に整えます。クロースアップの写真がお見せできず残念ですが、この工程でも1台につき一人の職人が、絶妙なタイミングでオペレーションしています。
クチポールで使用しているステンレスは18-10という高品質のステンレス
フォークの歯は曲がらないよう、傷をつけないように、十分に時間を掛けて成形していきます。ナイフにはもっとたくさんの工程が必要です。

柄について

クラシカルな柄

模様の施してあるクラシカルなカトラリーは、一本一本をこのような機械で成形していきます。
模様の施してあるクラシカルなカトラリーは、一本一本をこのような機械で成形していきます。リズムよく、完成した柄が手前に積みあがっていくのが見えます。

樹脂の柄(GOAなど)

専用の機械を使って樹脂を流し込み、固めます。

専用の機械を使って樹脂を流し込み固めます。樹脂には天然の素材が使われています。大きな機械は使いますが、この工程でもたくさんの本数はできません。

研磨

クチポールでは職人の感性が要求されるので、この工程をとても大切にしています。
実はこの過程でもたくさんの数はできません。
ベテラン職人のカゼミーロさんのお話にもありますが、一人前に磨きができるようになるには何年も修行が必要です。特にクチポールではユニークな形、繊細な刃先、フォークの長い歯などなど、職人の感性が要求されるので、この工程をとても大切にしています。

洗浄

このあと厳しい検品を経て、出荷されていきます。
このあと厳しい検品を経て、出荷されていきます。

おまけ

型もときどきメインテナンスをします。
型もときどきメインテナンスをします。